ベビーモスリン誕生まで

  2011年3月 プロジェクトの発足

ベビーモスリンプロジェクト(旧・モスリンスクエアプロジェクト)ロンドン在住日本人乳幼児ママ達による東北支援。2011年3月の東日本大震災直後に発案・発足されました。

 

2011年3月〜2012年春 ロンドンから東北へ

速乾性・吸水性に優れているイギリスの万能子育て布「モスリンスクエア」を、当時清潔な布が不足しており、洗濯の機会も限られていた東北の避難所や助産院等に、緊急支援物資として2011年3月より送り始め、 多くの方々からの募金協力により、1年の間に東北全域( 気仙沼、石巻、仙台、大槌町、山田町、相馬市、いわき等)の助産院、病院、避難所、保健所などを通して、被災した赤ちゃんやお母さん達に、合計6000枚以上のモスリンスクエアがイギリスから届けられました。(詳細は「プロジェクトのこれまでの道のり」参照)

 

2012年夏 ロゴデザイン

イギリスの東北支援の気持ちが込められたロゴデザインは、ロンドンママ達の考案したアイディアを元に、英国発人気ファッションブランドのMonsoon、 Accessorizeなどを手がけるロンドンのデザイン会社「Blass Design」が無償でデザイン協力して下さいました。日本の国旗の色とイギリスのユニオンジャック柄が組み合わさったハートが、モスリンの布に包まれて いる様子がイメージされています。

 

2012年夏 MADE IN JAPAN そして雇用支援へ

「物資支援」から「雇用支援」への転換を目指し、ロンドン在住ママ達と、気仙沼ママ達のコラボレーションにより、初の日本製モスリンスクエアである「ベビーモスリン」を作る企画を開始。

しかし、日本において綿モスリン立体格子織りを行っている機屋さんがなかなか見つからないという大きな壁。日本綿スフ連盟のご協力により、全国の機屋さんに呼びかけて頂いたところ、愛知県の知多織物産地の織物工場が名乗りを挙げて下さいました。

新しくモスリン織りを実現するために、何度も無償で試作を繰り返して下さり、出来上がったのが今回の布。大量生産用の高速織機ではなく、昔ながらの低速織機で織っているので、ふんわりした気持ちのよい風合いが加わっています。

裁断、縫製、梱包は、気仙沼市のNPO法人「ピースジャム」による乳幼児のお母さん達による縫製工場にて、行われることになりました。被災地では多くの託児所や職場が失われ就労意欲があるのにも関わらず、働く事の出来ないお母さん達が沢山います。ピースジャムでは母親同士が集える場、子供を互いに見守りながら働ける職場作りを目指し、気仙沼にて工場が発足されました。このベビーモスリンも、気仙沼のお母さん達が、1枚ずつ手作業で心を込めて縫って下さっています。気仙沼の工場の詳細は「気仙沼での縫製」をご覧下さい。

気仙沼での縫製の様子やフォトギャラリーはこちらから

 

2012年冬 販売スタート

いよいよ第一弾商品の販売がスタートしました。1パック購入されるごとに一定金額が、縫製工賃として、気仙沼のお母さん達に支払われます。

 

2016年6月 パッケージデザインリニューアル

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パッケージデザインをリニューアルしました。「やさしい布から、やさしい肌へ」。これからも多くのみなさまに気仙沼発ベビーモスリンをお届けできることを願っております。

 

 

中サイズ、大サイズのベビーモスリンの、具体的な使い方、購入方法等についてはそれぞれ以下のページをご覧下さい。

ベビーモスリンの使い方

気仙沼での縫製

ベビーモスリンの購入方法

ベビーモスリンの販売ご協力募集について

 

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